まだパワーユニットに関する問題が全て完全に解決したわけではないが、ルノーは2月28日のF1エンジンのホモロゲーションの最終期限に関して大きな懸念はないと主張する。ルノーは、プレシーズンテストでの問題を解消するために取り組み続けているが、最終的なV6ターボエンジンの仕様をFIAに提出する期限は24時間以内に迫っている。
理論的にその時点でエンジン仕様は凍結することとなるが、規約では“信頼性、安全性、もしくはコスト削減の理由”であれば変更が認められている。ルノーのトラックオペレーション責任者のレミ・タフィンは「新しいエンジンでシーズンに挑む際には、シーズンを通して、通常のルールで解決するいくつか信頼性に問題が発生することは過去6〜7年で経験している。かなりフェアで公正なルールだ」とコメント。「過去6年間を見れば、我々は規約のサイクルが始まってからV8の95%のパーツを変更して終えた。我々にとって同じストーリーになると思う」「明日、メルボルンのスペックを申請する。必要な全てのスペックとドキュメントを届ける予定だ」「もちろん、まとめなければならない問題がいくつかあれば、以前と同じプロセスを進めていく」ルノーのカスタマーチームがオーストラリアGPで上位を争うには、まだルノーのパワーユニットは大きな前進を果たす必要がある。最終バーレーンテストの初日にもルノー勢はフラストレーションの溜まる一日となったが、レミ・タフィンは先週から進歩を果たしていると考えている。「かなりのステップを果たしたと思う。今日、我々はそれなりのパフォーマンスレベルで走行できた」「だが、走り出してすぐにいくつか他の問題が発覚した。なので、まだ我々はこのテスト期間中にそこを解決しなければならない」「我々は若干遅れているので、まだそのような問題が発生しているが、我々はそれらと向き合い、選別している。以前に発生した、その期間に修正するのが非常に難しかった問題とは異なる」「現在、日々のデータを調査し、それらを解決している。まだやらなければならない仕事はある。まだ困難ではあるが、我々はそこに向かっている」