ルノーは、2014年のV6ターボエンジンのエンジン音を公開した。新エンジン導入を控え、“環境に優しい”F1エンジンのサウンドは注目を集めていた。バーニー・エクレストンは、2014年エンジンは、F1にとって静かすぎるため、F1のスペクタクルを損なうと主張していた。
だが、ルノーのエンジン責任者ロブ・ホワイトは、ターボノイズは異なるが、印象的なものだと述べていた。「エンジンサウンドは、エキゾースト、インテーク、そしてメカニカルノイズという3つの主要なコンポーネントの合計です」とロブ・ホワイトはコメント。「火が入ったエンジンは、エキゾーストノイズが支配しますが、エキゾーストノイズが抑えられれば、他の2つのソースはラウドなものになるでしょうし、クルマ内でエンジンサウンドと認識されることに貢献するでしょう」「3つのソースは全てV6にも存在します。最初は、各燃焼イベントでより多くのエネルギーがありますが、いくつかのシリンダーは低速で回り、インテークとエキゾーストノイズはターボによって減少していきます」「全体的に音圧レベルは低くなり、サウンドの特性は新しいアーキテクチャーを反映しています」「それでもクルマは、瞬時のギアシフトで素早く加速し、減速します。エンジンは、高回転で、非常に高出力な競技エンジンのままです」「基本的にエンジンサウンドはやはり大きなままでしょう。眠っていれば目が覚め、サーキット近くの住民は文句を言うでしょう。エンジンサウンドは自然吸気のノイズよりもターボチャージャーによるノイズです。ドライバーがスロットルを閉じ、エンジン速度が低下するとターボの音を聞くことができます」「これまでのV8エンジンを含め、過去の時代のエンジンサウンドをなつかしむ人もいるでしょう。しかし新世代のパワーユニットのサウンドは別物です。モーターヘッドが好きか、AC/DCが好きかを尋ねるようなものです。最終的にこれは個人的好みです。どちらもかなりラウドです」関連:2014年 F1 エンジン規約 : パワーユニット解説


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