クリスチャン・ホーナーが、自身初となる回顧録『Drive』を2026年10月22日に出版することを発表した。レッドブルF1の創設期から約20年以上にわたる歩みや、チーム代表として経験した成功と苦悩、自身の視点から見たF1の舞台裏が綴られる。レッドブルF1を率いて8度のドライバーズタイトル、6度のコンストラクターズタイトル、124勝を挙げたホーナーは、退任から約1年を経て、自らの言葉でそのキャリアを振り返る。
20年以上のレッドブル時代を振り返る『Drive』は、レッドブルがジャガーを買収してF1へ参戦した2005年から、ホーナーがチームを率いた約20年間を振り返る内容となる。ホーナーは、この本について次のように説明した。「F1は究極的には人のビジネスだ」「このスポーツはマシンや勝利、チャンピオンシップで語られることが多いが、私の心に最も残っているのは、人々、決断、挑戦、そして道中で出会った素晴らしい個性豊かな人たちだ」「この本は、信じられないような20年間の旅と、その道のりを形作ってくれた多くの人々への私なりの振り返りだ」レッドブル黄金時代の舞台裏を描くホーナーはF1史上でも最も成功したチーム代表の一人として知られる。在任中にはセバスチャン・ベッテル、そしてマックス・フェルスタッペンという2つの黄金時代を築き、レッドブルはドライバーズタイトル8回、コンストラクターズタイトル6回、グランプリ124勝という輝かしい実績を残した。出版元のトランスワールドは、本書について「1ポンドで買収されたチームが、世界で最も価値があり知名度の高いスポーツチームの一つへと成長するまでの舞台裏を描く」と紹介している。また、チーム代表という立場で直面した極限のプレッシャー、レースごとの心理的な駆け引き、そして勝利をつかむために求められた瞬時の意思決定についても詳しく語られるという。退任後初の本格的な発信今回の発表は、ホーナーがレッドブルを離れてから約1年の節目で行われた。2025年のF1イギリスGPがチーム代表として最後のレースとなり、その後ベルギーGPを前に職を離れることになったことで、レッドブル創設以来続いた長期政権に幕が下りた。退任後は公の場への登場を控えてきた一方、F1復帰の可能性はたびたび取り沙汰されている。ただし本人は、復帰するのであれば「適切なプロジェクト」であることが条件との考えを示している。さらにホーナーは今年後半にオーストラリアで講演ツアーを予定しているほか、今週末のシルバーストンで開催されるF1イギリスGPにも姿を見せる見込みで、レッドブル退任後初めてグランプリ会場を訪れることになる。レッドブル黄金時代の舞台裏や、F1を代表するチーム代表としての意思決定、ライバルたちとの関係などがどこまで赤裸々に語られるのか、『Drive』はF1ファンにとって注目の一冊となりそうだ。 この投稿をInstagramで見る Christian Horner(@christianhorner)がシェアした投稿