レッドブルのローレン・メキース代表は、F1第8戦オーストリアGPで再びマックス・フェルスタッペンの将来について言及し、「彼はチームに残りたいという意思を明確に示している」と語った。一方で、「満足するためには速いマシンが必要であることも同じくらい明白だ」とし、競争力向上が今後の重要な課題であるとの認識を示した。レッドブルは2026年シーズン、新レギュレーション導入後の開発競争で苦戦しており、コンストラクターズランキングでは4位に低迷している。
オーストリアGPには大規模なアップグレードパッケージを投入し、巻き返しを目指している。フェルスタッペンは速いマシンを求めているフェルスタッペンは2028年までレッドブルとの契約を結んでいるが、契約には成績次第で途中離脱できる条項が含まれているとみられており、将来を巡る憶測が絶えない。メキース代表は現在の状況について次のように説明した。「マックスは速いマシンを求めている。それは昔から変わらない。そして、短期的にも長期的にも成功を取り戻すため、われわれが全力を尽くしていることを完全に信頼してくれている」「重要なのはサーキット上での結果だけだ。願わくは、その結果がすぐに改善されることを期待している」オーストリアGPのアップグレードは重要な第一歩レッドブルはRB22に今季最大級となるアップグレードを投入したが、メキース代表は一戦ですべてが解決するとは考えていない。「さらに前進しなければならないことは十分理解している。今週末はそのための非常に重要な一歩だ。もっと上位争いに近づくことを目指している」「もちろん、この週末だけですべてが解決するわけではない。非常に大規模なパッケージなので、機能させるまでには少し時間が必要になる」さらに、開発の目標についても具体的な数字を挙げた。「この週末を終えた時点でトップとの差を0.2〜0.3秒程度まで縮められれば素晴らしい進歩だと思う。今重要なのは、その差を継続的に縮め続けられることだ」2027年残留は話題になっていない2027年もフェルスタッペンがレッドブルに残ると約束しているのか、また他チームとの交渉を把握しているのか問われたメキース代表は、笑みを浮かべながら次のように答えた。「前回この記者会見でも話したが、私は毎週マックスに『残るのか』とは聞いていない」「マックスはチームに残りたいという意思を私たちに明確に伝えている。同時に、チームに満足するためには速いマシンが必要だということも非常に明確だ」さらに、フェルスタッペンが現在も開発作業へ積極的に関わっていることを強調した。「彼は私たちとともに開発を進め、マシンの正しい方向性を見つけようとしている。今朝のFP1でも非常に大規模なテストを行い、あらゆる可能性を探るために多くの評価を実施した」「だから、私たちにとって将来の話は今のテーマではない。重要なのは、マシンを本来あるべき競争力まで引き戻すことだ」レッドブルは今週末のアップグレードを2026年シーズンの巻き返しに向けた重要な転換点と位置付けている。メキース代表はフェルスタッペンの残留意思に自信を示す一方で、その前提となるのはマシンの競争力回復であり、開発によってトップとの差を着実に縮めることが最優先課題だと強調した。【関連】・マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1と極秘交渉 ピアストリと電撃トレード説