レッドブルの内部体制に、再び揺らぎが広がっている。オランダ紙De TelegraafやDe Limburgerなど複数の報道によると、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、2028年にマクラーレンへ移籍する可能性が高いとされている。すでに主要スタッフの離脱が続く中での今回の動きは、単なる人事ではなく、フェルスタッペン体制そのものに影響を及ぼしかねない変化として受け止められている。
争奪戦を制したマクラーレンランビアーゼはここ数カ月、複数チームから関心を集めていた存在だった。報道によれば、アストンマーティンはチーム代表候補として接触し、ウィリアムズも獲得を模索していたとされる。その中でマクラーレンは、破格の条件を提示し最終的に争奪戦を制したとみられている。提示された条件は大幅な報酬アップに加え、将来的なキャリアパスも含まれており、単なる移籍ではなく“引き抜き”に近い構図となっている。チーム代表構想とステラの去就今回の動きの背景として浮上しているのが、アンドレア・ステラの将来だ。ステラは現在マクラーレンで高い評価を受けている一方で、古巣フェラーリへの復帰の可能性が継続的に取り沙汰されている。De Limburgerは、ランビアーゼが将来的にチーム代表としてステラの後任となる構想があると報じている。一方でThe Raceは、短期的にはレース運営の負担分散を目的に、ステラを支える役割を担う可能性を指摘している。これは現代F1においてチーム代表の業務が拡大していることとも符合する。つまりマクラーレンは、即時の補強と将来の体制再編を同時に進めている可能性がある。フェルスタッペン体制の中核に変化ランビアーゼは2016年の昇格以降、フェルスタッペンのレースエンジニアとして長年コンビを組み、4度のタイトル獲得を支えてきた。その関係はF1でも屈指の強固なものとされており、今回の離脱はフェルスタッペンのレース運営に直接的な影響を与える可能性がある。止まらないレッドブルの人材流出レッドブルでは近年、主要スタッフの流出が相次いでいる。ロブ・マーシャルやウィル・コートニーがマクラーレンへ移籍したほか、ヘルムート・マルコ、ジョナサン・ウィートリー、エイドリアン・ニューウェイといった中核人材もチームを離れている。ランビアーゼの動きが加われば、その流れはさらに加速することになる。フェルスタッペンの将来にも波及かこの一連の動きは、フェルスタッペン自身の将来にも影響を及ぼす可能性がある。近年はレギュレーションへの不満などから将来について様々な見方が出ており、信頼関係の強いエンジニアの離脱は、その判断材料のひとつとなる可能性がある。公式コメントはなし現時点でレッドブルおよびマクラーレンは、この件について公式なコメントを出していない。