2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは最後尾スタートから6位まで追い上げる印象的なレースを見せた。しかし、RB22には重量面の問題があり、パフォーマンスに大きな影響を及ぼしていた可能性が指摘されている。ドイツのF1ジャーナリストであるラルフ・バッハによると、RB22はメルセデスのW17より約10kg重く、その影響で1周あたりコンマ2〜3秒を失っていた可能性があるという。
RB22の重量問題がパフォーマンスに影響2025年王者であるマックス・フェルスタッペンにとって、2026年シーズンは厳しいスタートとなった。オーストラリアGP予選ではクラッシュを喫し、2021年ロシアGP以来となる20番グリッドからのスタートを強いられた。しかし決勝では持ち前のレースペースを発揮し、順位を大きく回復。最終的に6位でチェッカーを受け、ファン投票によるドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。それでも、マシンにはまだ改善の余地があると見られている。ラルフ・バッハはF1 Insiderポッドキャストで次のように語った。「エンジンに関して言えば、レッドブルはほぼゼロからスタートしたことを考えると、かなり良くやっている」「すでに経験のあるメーカーと比較しても、決して悪くない状況だ」「シャシーもかなり良いが、聞いたところではメルセデスより10kgほど重いらしい」「10kgはコンマ2〜3秒に相当する。もし今後3〜5レースで軽量化できれば、重量だけでコンマ2秒は速くなる」「おそらくコンマ3秒だ。そしてエンジンからも少し引き出せれば、さらにマシンのセットアップを改善できる」バッテリー問題もレース序盤を混乱させるRB22の重量問題だけでなく、フェルスタッペンはスタート前から別の問題にも直面していた。グリッドへ向かう段階でバッテリー関連のトラブルを訴えており、その影響でスタート時にマシンが加速できず大きく出遅れたという。この問題は他のドライバーからも指摘されており、2026年F1マシンの新しいエネルギー管理システムに関する安全面の懸念がすでに議論されている。実際、レーシングブルズのリアム・ローソンはスタート直後にスローダウンし、アルピーヌのフランコ・コラピントと接触寸前の危険な場面が発生。メルセデスのジョージ・ラッセルは「今季ベストセーブ」と称賛するほどの回避劇となった。こうした状況を受け、FIAに対してスタート手順の見直しを求める声も上がっている。ただし、中国GPを前にレギュレーション変更が行われるかどうかは、現時点では不透明だ。