レッドブル・レーシングは2026年F1バーレーンテスト第2週初日、RB22のフロントウイング仕様を切り替えながら評価を行った。アイザック・ハジャーが新旧2種類のフロントウイングを装着して走行し、空力挙動の違いを比較している。バルセロナでのシェイクダウンおよび第1回バーレーンテストでは、レッドブルは直線的なラインを強調したフロントウイングを使用していた。
一方で他チームは、中央部にリップ(縁)を備えたものや、より下向きにカーブした形状を採用しており、設計思想の違いが際立っていた。第2週初日、ハジャーは明らかにプロファイルが異なる改良型フロントウイングを装着してコースイン。その後、従来仕様に戻して再び走行しており、レッドブルが意図的にデータ比較を進めていることがうかがえる。ミルトンキーンズのチームは、マシン全体の前傾姿勢であるレーキ角の違いに応じて、複数のフロントウイング構成がどのように機能するかを確認しているとみられる。フロントウイングは車体下部へ流れ込む気流を決定づける重要なパーツであり、新型ウイング中央部のリップは前方での空気流速を高め、ノーズを低く保つ方向に作用する。結果としてフロアへ向かう空気圧分布を変化させる役割を担う。改良型を試した後、RB22には計測機器が装着され、旧仕様フロントウイングに戻された状態で走行する様子も確認された。レッドブルはデータ収集を通じて、最適な空力バランスを探っている段階だ。
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