レッドブル・レーシングは2026年1月15日、新型マシン「RB22」をアメリカ・デトロイトで発表する。会場となるのは、新たなパワーユニットパートナーであるフォードの本社が所在する地だ。この発表会ではレッドブル・レーシングの新車だけでなく、姉妹チームであるレーシングブルズの2026年型マシンも同時に公開される予定で、両チーム合同のローンチイベントとなることがGPblogによって報じられている。
現時点では、実車が披露されるのか、あるいは新カラーリングのみの発表となるのかは明らかではない。レッドブルはこれまでも発表イベントでは前年仕様のシャシーを用いることが多く、実際の新車公開をシーズン開幕直前まで遅らせる傾向がある。異例の早期発表と2026年テストスケジュール2026年のテクニカルレギュレーション大改訂を前に、両チームの発表時期は例年よりもかなり早い。これは、シーズン前テストが通常より前倒しで実施されるためだ。初回のテストは1月26日から30日までスペイン・バルセロナで行われ、非公開のセッションとして実施される。続いて、2月11日から13日にバーレーンで3日間のテストが予定されており、最終テストも同地で2月18日から20日に行われる。フォードとの連携を象徴する“デトロイト発表”今回の発表地デトロイトは、フォードの象徴的な本拠地であり、2026年から導入される新しいハイブリッドパワーユニット「レッドブル・フォード・パワートレインズ」の始動をアピールするには最適の舞台といえる。また、レーシングブルズも同席する合同発表は、2チーム一体の体制強化を印象づける狙いがあるとみられる。2026年からは新規則対応のマシン設計が完全に刷新されるため、空力・パワーユニット・シャシーの全てでレッドブルグループとしての統一的アプローチがより明確に示されることになりそうだ。
全文を読む