2025年F1イギリスGP金曜フリー走行1回目で、マックス・フェルスタッペンがマシンのバランスに苦しみ10番手に沈んだことについて、レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「セットアップにミスがあった」と認めた。4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、初日のシルバーストンでRB21の挙動に不満を訴えており、FP1でトップタイムを記録したルイス・ハミルトン(フェラーリ)からおよそ0.6秒遅れとなった。
この苦しいセッションについて、マルコはドイツのSkyに次のように語った。「アンダーステアにオーバーステア、それもコーナーごとに違っていた。どこかにミスがある。ロングランとショートランの間でも大きな差があるので、何が問題なのかを見極めなければならない」「このパフォーマンスでは表彰台には程遠い。我々はマシンを立て直さなければならない。いくつか変更は加えたが、何かがまったくうまくいっていない」フェルスタッペンは今大会のFP1でアップグレードされた新型フロアを装着しており、レッドブルはこの新パーツを彼のマシンのみに投入している。マルコはその理由を次のように説明した。「時間の制約により、2台分のパーツを用意することができなかった」また、FP1でフェルスタッペンのマシンを託された17歳のリンドブラッドについて、マルコは高く評価している。「アービッド・リンドブラッドは素晴らしい仕事をしてくれた。フィードバックも明確で、ロングランでも非常に的確だった」