レッドブルは、FIA(国際自動車連盟)がなぜF1フロントウイングの厳格化テスト導入を2025年シーズンまで延期することを決定したのか疑問を呈している。先月、F1の統括団体であるFIAが、昨年物議を醸した話題の曲がりやすいフロントウイングとリアウイングが今シーズン話題にならないように、新たな負荷テストを実施することが明らかになった。
リアウィングのテスト範囲は来月開幕のオーストラリアグランプリから拡大されるが、より厳格なフロントウィングのテストは6月のシーズン第9戦スペイングランプリまで実施されない予定である。フレキシウィングは2024年後半に論争の的となった。マクラーレンはライバルのレッドブルとフェラーリからリアウィングの合法性を問われ、リアウィングの修正を余儀なくされた。レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、この問題が取り上げられたことを喜んでいるが、まだ疑問が残っている。「この問題が取り上げられたことは良いことだと思う。明らかにリアウィングに変更と整理が行われた」とホーナーはロンドンのO2アリーナで開催されたF1 75 Liveローンチイベントでメディアに語った。「フロントウイングはレース9で変更される。なぜ9なのか? 理由はわからないが、そういうことだ。これは皆同じだ」「つまり、レース9前とレース9後のセットの問題に対処しなければならないということだ。これは間違いなくコスト増につながるだろう」F1フレキシブルウイング問題の「明確化」にフェラーリは満足フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、新シーズンを前にFIAが状況を明確にしたことを喜んでいる。「私にとっては、これは問題ではない。明確になるのは良いことだと思う。私にとって最も重要なのは、例えばバルセロナまでにフロントウイングを変更しなければならないと分かっていることだ」「タイミングについては議論できる。なぜなら、モナコの次の週だからだ。そして、我々はフロントウイングの完全なパッケージをモナコに持ち込まなければならない。しかし、結局のところ、我々にとって、開発や計画にとって、いつ何をもたらさなければならないかを知るのは良いことだ」「最悪のシナリオは、今日のようにシーズンをスタートし、今後2レースでTDを変更して何かを変えることだ。計画が立てにくくなり、この場合は混乱を招くことになる」「しかし、正直なところ、我々全員が状況を理解している。シーズン中にフロントウイングのアップグレードを導入する計画を立てていたが、このように、バルセロナでそれを実行しなければならないことが分かっている」
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