レッドブルF1代表 セルジオ・ペレスのパフォーマンス低下は「非常に不可解」

しかし、土壇場で方針を転換したように見えたレッドブル・レーシングは、今シーズン最後の10ラウンドでセルジオ・ペレスを信頼し続けた。過去8戦でセルジオ・ペレスが獲得したポイントはわずか28ポイント。同じ期間でマックス・フェルスタッペンが獲得したポイントは116ポイントだ。マクラーレンがコンストラクターズ選手権でレッドブルとの差を42ポイントにまで縮めているため、レッドブルはペレスに今シーズンを立て直してもらう必要がある。34歳のセルジオ・ペレスは2024年シーズンを好調にスタートし、最初の4戦で3回のワンツーフィニッシュを達成するなどチームメイトを支えたが、その後は調子を落とし、チーム代表を悩ませている。夏休み前の最後のレースとなったベルギーGPでは、6勝を挙げているセルジオ・ペレスは予選で好調な走りを見せ、フェラーリのシャルル・ルクレールとフロントローを並んだが、決勝では苦戦を強いられ、7位でフィニッシュした。「チェコ(セルジオ・ペレス)はここ数戦、厳しい走りを見せている」とホーナーはを含むメディアに語った。「我々にとって非常に不可解なのは、シーズンは彼にとって非常にうまくスタートを切ったのに、その後失速したことだ」「彼は予選で素晴らしい仕事をした。もちろん、レースでの問題を洗い出し、理解する必要がある。そのための時間はあるし、分析し、彼と協力していく」1レッドブルはドライバーラインアップを変更しないことを選択したが、ホーナーはペレスの予選結果を踏まえ、スパ・フランコルシャンの結果は「想定外」だったと率直に語った。「フロントローからのスタートで、我々の目標は、レース前には3位と5位が達成可能だと感じていた」とホーナーは述べた。「5位は達成したが、3位は達成できなかった。だから、データを見直し、ペレスのペースが落ちた原因を理解する必要がある」