レッドブルF1代表 セルジオ・ペレスに警告「2台でのポイント獲得が必要」

今年で期限が切れる契約の新たな条件についてレッドブルと交渉中のセルジオ・ペレスは、チームに残る可能性が高いとみられているが、ホーナーとモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、後方から新たな脅威が迫った場合に備えて、ペレスをマックス・フェルスタッペンに近づける必要があると警告している。セルジオ・ペレスはシーズン序盤は好調だったが、イモラとモナコのレースではマクラーレンとフェラーリの両チームにレッドブルの優位性が大きく奪われ、8位とリタイアに終わった。クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスの現状を懸念している。「彼にとって今週末はかなり過酷だった」とホーナーはメディアに語った。「もちろん、2位のマシンがポイントを獲得できるようにする必要がある」「両選手権におけるフェラーリとマクラーレンの脅威を無視することはできない。時が来たら決断を下すつもりだ」セルジオ・ペレスは今シーズンの最初の6レースでフェルスタッペンに次ぐ2位を4回獲得し、オーストラリアでは5位、マイアミでは4位という成績を残した。 だが、マイアミ以降、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、カルロス・サインツJr.に追い抜かれ、ドライバーズランキングでは107ポイントで5位に落ちた。レッドブルのコンストラクターズランキングも、モナコで獲得した8ポイントにより、フェラーリに対して24ポイント差、マクラーレンに対して92ポイント差まで減少した。クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスがシーズン序盤の調子を取り戻すことを期待している。「チェコの最初の6レースを見れば、彼は非常に強く、予選ではフロンローで、2位と3位でフィニッシュし、ポイントを非常にうまく獲得していた」とホーナーは語った。「我々はただ、自信を取り戻し、このような落ち込みが起こらないようにする必要があるだけだ」