マックス・フェルスタッペンは、来年9月にニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)でF1デモ走行を行いたいと考えていたが、レッドブルはそ要望を即座に却下した。ニュルブルクリンクで開催される有名な12時間耐久レースに先立ち、来年9月に開催される「レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク」と題した特別イベントでは、セバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが2011年と2012年に活躍したレッドブルF1マシンに乗って伝説の「グリーンヘル(緑の地獄)」に挑む。
この特別イベントの開催を知ったフェルスタッペンは、デモランに参加できるかどうか尋ねた。しかし、残念ながら、2度のワールドチャンピオンの願いはヘルムート・マルコによって阻まれた。「僕はやりたかったんだけど、ヘルムートに許可されなかった」とフェルスタッペンは今週末のF1カナダGPに先立って語った。「彼は僕が限界に挑戦することを知っていた。それをやってみたかったんだけどね」ノルドシュライフェでレッドブルのパーティーに参加させてもらうためにマルコを説得しようとしたかと聞かれたフェルスタッペンは、無理に説得しようとしなかったと認めた。「不必要な問題を起こしたくなかったんだ」とフェルスタッペンは言った。「この件が持ち上がったとき、ヘルムートがテーブルに座っていたんだけど、彼は『ダメだ、ダメだ、そんなことしちゃダメだ!』と言っていた」2007年、BMWザウバーのニック・ハイドフェルドは、30年以上ぶりに現代のF1マシンでニュルブルクリンクのノルドシュライフェのトラックに挑んだドライバーとして、歴史に名を刻んだ。しかし、現在のノルドシュライフェの総合ラップレコードは、ポルシェ919ハイブリッドEVOが保持しており、2018年に5分19秒54を記録している。ベッテルとリカルドは有名な北コースをゆったりとしたペースで走る可能性が高いが、フェルスタッペンは、このトラックのラップレコードを狙う誘惑に駆られただろうと認めた。「絶対にやってみたかった」とフェルスタッペンは満面の笑みを浮かべて言った。でも、デモタイヤじゃなくて、ちゃんとしたタイヤが必要だけど、それは許可されていない」"あそこを運転するのは危険でもある。ただ、バリアにどうぶつかるかによる。もちろん通常はそんな計画はない。でも、いつかできるようになるといいね」