レッドブルF1代表、フェルスタッペンのためにチームオーダー発令も除外せず

しかし、これらの集計は逆の展開になっていた可能性もあった。シャルル・ルクレールは、F1スペインGPとF1ハンガリーGPの間に悲惨な不運に見舞われ、その8レースで4回のポールポジションを獲得したものの、1勝利しか上げられなかった。だが、エンジンの故障、戦略の誤り、そして、彼自身のミスによるクラッシュがなければ、6回は勝利を収められる可能性もあった。フェラーリのF1マシンは依然としてレッドブルと同等の競争力を持っており、それはマックス・フェルスタッペンがシーズンの終わりまで勝ち続けることが保証されていないことを意味する。したがって、チームメイトのセルジオ・ペレスが役割を果たす可能性がある。セルジオ・ペレスはモナコグランプリで優勝し、そのレースでマックス・フェルスタッペンはフェラーリデュオに挟まれていた3位だったが、ペレスがコースでフェルスタッペンのすぐ前にいる場合、脇に移動するよう求められる可能性がある。「チームは、それぞれの結果、与えられた機会を最大化するためにベストを尽くす」とレッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは記者団に語った。「マックスはドライバーズチャンピオンシップで強力な位置を占めているが、状況がいかに早く好転するかを見てきた。我々は何も当然と思っていない」「まだやるべきレースはたくさんあるし、スプリントレースもこれからだ。今年これまでと同じように各週末を扱い、競合他社に対してポイントを最大化することを目指していく」では、レッドブル・レーシングにはチームオーダーが必要？　一見するとノーだ。例えば、マックス・フェルスタッペンは、夏休みを延長して次の3レースを欠場する余裕があり、たとえルクレールが各週末を最大限に活用したとしても、まだチャンピオンシップをリードできる。当然、マックス・フェルスタッペンが欠場する予定はなく、しかも、それらの1戦にはホームグランプリとなるF1オランダGPが含まれている。