レッドブルF1チームのエンジン部門でありレッドブル・パワートレインズは、自社製のF1エンジンをファイアーアップさせるという重要なマイルストーンを迎えたとRacingNews365が伝えた。8月3日(水)の夜、レッドブルF1のミルトンキーンズにあるファクトリーの敷地内に創設されたレッドブル・パワートレインズのファクトリーで、自社製のF1エンジンがテストベンチでファイヤーアップされるという、レッドブルのF1の長い歴史のなかで非常に重要な瞬間を迎えた。
レッドブルF1は、これまでコスワース、フェラーリ、ルノー、ホンダと提携しており、F1用に独自のエンジンを構築したことはなかった。しかし、ホンダがF1を去った後、レッドブルは完全に独立したコンストラクターとして独自のF1パワーユニットを生産することに挑戦することを決定した。その決定は2020年の後半に下され、レッドブル・パワートレインズは、翌年2月に法人化された。その後、物事は急速に進んだ。新しい施設がミルトンキーンズに建設され、設備が整えられ、その間、プロジェクトのために一流のスタッフが採用された。この採用は、多くの場合、レッドブルの拠点に簡単にアクセスできる場所にあるメルセデスF1の従業員に向けられた。レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、開発は完全に順調に進んでいると繰り返し述べており、F1ハンガリーGPの週末に、2026年以降のために設計された最初のF1エンジンの始動が差し迫っていると語った。RacingNewsは、まだ正式な型名が与えられていないこのF1エンジンは、単気筒テスト エンジンではなく、完全な6気筒ユニットだと伝えている。以前、レッドブルF1は、フルサイズのユニットのコストを負担することなく実験を可能にするために、新しいF1エンジンの開発における標準的な手順である単気筒コンセプト ユニットのベンチテストを行ってきた。コンセプトが有望であることが証明されると、焦点は拡張されたユニットに移った。FIAの記者会見で「エンジンにポルシェなどのバッジを付ける」ことに関係なく、2026年からレッドブル・レーシングはレッドブル・パワートレインズが設計および製造したパワーユニットでレースをするかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「レッドブル・パワートレインズに投資することは、レッドブルがF1に対して行った信じられないほどのコミットメントだ」と語った。「ホンダがF1から撤退した後、我々は自身の運命をコントロールした。パワーユニットとシャシーをすべて1つのサイトに統合することは、我々にとって重要な要素だ」2026年以降の潜在的なパートナーであるポルシェは、すべての上級管理職およびエンジニアリングの任命に関与したと考えられている。
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