レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ポーパシングに苦しんでいるチームを助けるための変更には反対しながら、予算上限の調整を求めていることは“偽善的”ではなく、2つは異なる状況だと語った。クリスチャン・ホーナーは、2022年の予算上限を引き上げについてF1パドックで最も声高に発言している。今年、予算上限は1億4000万ドルに引き下げられたが、世界的にインフレが上昇している。
そのため、クリスチャン・ホーナーは、FIA(国際自動車連盟)にシーズン途中の変更を行うように促し、そうしなければ、一部のチームが今シーズンの最後の数レースに出場できない可能性があると警告している。だが、予算上限のルールを微調整することを求める一方で、ポーパシングに関してはFIAが介入することを望んでいない。クリスチャン・ホーナーによると、インフレは不可抗力であり、ポーポイズ現象は自傷行為だ。後者はレッドブル・レーシングにとっても問題ではないが、予算上限は問題だ。予算上限を間違えた人は助けを求めているが、ポーパシングを間違えた人には助けを与えたくないとするのは“偽善的”だとの批判があるなか、クリスチャン・ホーナーはそれは2つの異なる議論であると主張した。「もし、そのようなものに苦しめられている場合、それにはかなりの費用がかかり、それは開発費用を議論する以外のどにもならないと思う」とクリスチャン・ホーナーはGPFansに立った。「コストキャップについて話しているのはインフレだ。英国では、彼らは今年の下半期に約11パーセントのインフレについて話している」「それは世界で起こっていることによるものだ。予測されていなかった。実際、それは不可抗力の状況だ」「繰り返しになるが、適切な行動を取るのはFIAの責任だ。さもなければ、年末までに何らかの形でキャップを破るチームがおそらく7つは出てくるだろう」ポーパシングも不可抗力による可能性はないのかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「まったくない。2つは異なるものだ。ポーポイズはチームの管理下にある」と語った。しかし、アルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールに予算上限はチームの管理下にあるかどうかと質問すれば、イエスと答えるだろう。彼は、チームが風洞の電源を落とし、アップグレードをやめれば制限内にとどめことができると信じている。その発言はクリスチャン・ホーナーに“特定のこと”はチームの管理下にあるとの言い方で伝えられた。だが、クリスチャン・ホーナーは「それはフロントウィングを装着するためではない」と続けた。「エネルギーのコスト、インフレのコスト、生活費、車に燃料を入れるためのコストについてだ。それは全員にとって上昇している」「それはパーツの供給であり、貨物のコスト、電気のコスト、ユーティリティのコストだ。したがって、コントロールできない部分がある。そのため、大多数のチームは、そこで対処する必要のある問題があると感じていると思う」
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