レッドブル・レーシングは、セルジオ・ペレスが2022年のF1ワールドチャンピオンを目指すことを止めることはないと語る。モナコグランプリで予想外の勝利を収めたセルジオ・ペレスは、その2日後に2024年までの新たな2年契約をレッドブル・レーシングと結んだことを発表。その後、モナコの勝利後のパーティーで泥酔して金髪女性と密着してダンスをする動画が拡散して妻に謝罪するという味噌がついたが・・・。
セルジオ・ペレスは、現在のドライバーズランキングで2位のシャルル・ルクレールにわずか6ポイント差をつけており、ルクレールはマックス・フェルスタッペンにわずか9ポイント差をつけている。「彼(ペレス)はワールドチャンピオンになることができる」とレッドブF1ルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはn-tvに語った。「しかし、そのためには、彼がトラックでマックスをはっきりと打ち負かすことができるスピードを持っている必要がある」「通常、我々チームオーダーやナンバー1のポリシーを持っていない」「結果を比較すると、マックスは4勝、ペレスは1勝だ。したがって、マックスの方が一貫性がある」「絶対的なスピードに関しては、マックスが支配的ですが、それがどのように発展するかを見ていくつもりだ」セルジオ・ペレスは、スペイングランプリのレース戦略は「非常に不公平」だと主張したが、チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンの父ヨスは、レッドブル・レーシングがモナコで「マックスを助けるためにほとんど影響を及ぼさなかった」と批判している。ヘルムート・マルコは、チームはすべてのレースでチャンスを最大化しているだけだと語る。「チェコは(バルセロナで)勝利のチャンスがあるならば、できるだけ早くマックスをパスさせるように伝えられた。彼らは2つの完全に異なるタイヤ戦略を採用しており、マックスの方がうまく機能した」とヘルムート・マルコは説明した。「勝利とチームポイントが重要だった」しかし、ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの方が全般的にペアのなかで「速い」と語る。「モナコでは、彼(マックス)はすべてのプラクティスセッションで1つのコーナーだけで問題を抱えていたため、ペレスに遅れをとった」とヘルムート・マルコは語った。「彼はフロントに絶対的なグリップを備えた車を望んでいるおり、ハンドリングはまだ彼の好みには合っていない」それにもかかわらず、ヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングが2013年のセバスチャンベッテル以来初めてドライバーとコンストラクターの両方のタイトルを獲得する可能性が高いことを認めている。「2人の強力なドライバーがいるので、チャンスは十分にある」とヘルムート・マルコは語った。「ペレスは進歩し、技術的な変化のおかげで、彼は車をはるかにうまく乗りこなしている。3回の故障は多すぎるため、信頼性に取り組む必要があるが、スピードと一貫性の観点からコンストラクターズチャンピオンシップについて真剣に話すことができる」ドライバーズタイトルについては、ヘルムート・マルコは「現在、ルクレールを最強のライバルだと思っている」と付け加えた。