F1の新しい“グラウンドエフェクトカー”時代の最初のタイトルをかけてレッドブル・レーシングとスクーデリア・フェラーリの開発レースが始まっている。スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは、すぐに競争力を発揮した堅実なF1-75で序盤戦でリードを築いた一方で、マックス・フェルスタッペンはオーバーウエイトで信頼性に問題を抱えたRB18で2戦でリタイアを喫してポイントを落とした。
しかし、レッドブル・レーシングは、第4戦エミリア・ロマーニャGPで重要な開発アップグレードをもたらして競争力を高め、レースウォークエンドを支配した。「数字の面では、我々はフェラーリに大きく遅れをとっているように見えた」とヘルムート・マルコはSport1に語った。「しかし、我々は常にスピードがあったし、追いつくことができることは分かっていた」「イモラではすべてが機能し、フェラーリはプレッシャーの下でミスを犯した」Corriere della Seraは、イモラでタイヤのグレイニングに苦労したスクーデリア・フェラーリが、F1マイアミGPで新型リアウイングを導入すると報道。「ルクレールはまだタイトルを獲ったことがない」とヘルムート・マルコは主張する。「非常にタイトだ。我々がフェラーリを限界まで追い込み続ければ、彼らにとって物事は必ずしもスムーズに進むとは限らない」マックス・フェルスタッペンが、新世代F1マシンのハンドリングに苦労していたが、ヘルムート・マルコはイモラの後に「彼が以前にそのレベルにいなかったとは言いたくないが、彼は戻ってきた」と語った。「そして、我々のアップグレードにより、バランスが正しければ、タイヤにグレイニングは出ない。そうすれば、マックスは車からすべてを引き出すことができる」「しかし、まだ改善の余地はらう」また、ヘルムート・マルコはSky Italiaに「ポイントを失うことがなければ、マックスは今、チャンピオンシップをリードしていただろう」とコメント。「これからはまだ多くのレースがあるが、フェラーリは我々のクルマの開発率に匹敵することはできないと思う。また、彼らは我々サイドからのプレッシャーを感じ、ミスを犯している」「しかし、それは我々とフェラーリの間のスポーティで友好的な闘いだ。そして、今回は、タイトルが最終戦までもつれ込まないことを願っている」当然ながら、スクーデリア・フェラーリはマイアミで反撃し、以前の支配を再確立することを望んでいる。チーム代表のマッティア・ビノットは「モラルを高く保つ必要がある」と主張する。「彼ら(レッドブル)は私たちよりも速かったが、違いは微妙で、大きくはなかった」Corriere della Seraは、スクーデリア・フェラーリが導入を予定している新しいリアウィングは、タイヤのグレイニングとレッドブルの直線的なアドバンテージに追いつくだけでなく、2022年に有名な“ポーポイズ”に対処することでもあると語った。「それは我々がパフォーマンスを失っている場所だ」とマッティア・ビノットは語った。「我々はそれに取り組み続ける必要がある」マッティア・ビノットは、マイアミでマイナーなアップグレードがあることを確認したが、それは新しいパーツの“より実質的なパッケージ”を見るのはバルセロナになると語った。
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