レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケインが、2022年F1バルセロナテストの3日間を振り返った。最終日、レッドブル・レーシングは、午後に走行したセルジオ・ペレスがメルセデス勢よりも1段階硬いC4タイヤでトップから0.418秒差となる3番手タイム。午前に走行したマックス・フェルスタッペンはさらに1段階硬いC3タイヤでトップから0.618秒差となる4番手に続き、チームとして133周を走り込んだ。
「今日は良い一日だった。ドライバーは満足しており、我々はそれなりのラップタイムを出し始めた」とギヨーム・ロケリンはコメント。「今週をまとめると、この新しい車で非常に有望な数日を過ごせた思う。私にとって最も喜ばしいことは、しっかりとしたプラットフォームと方向性を持っているだ」「バーレーンの前にここで学んだいくつかのことを統合していくが、それは大きな一歩というよりもはしっかりと考えることが重要だ」セルジオ・ペレスは「僕たちには良いベースラインとポテンシャルがあると思う。もちろん、初期の段階ではあるけど、バーレーンまでに良いステップを踏み出して、バルセロナで収集したすべての情報で進歩させ続けられることを本当に期待している」とコメント。「自分のドライビング、マシンとチームに適応する方法、それを最大化するベストな方法を学び続けることが重要だ」「今シーズンの課題は、新しいレギュレーションの下で週末全体を最大化することだと思う」マックス・フェルスタッペンは「僕たちが得た走行ではすべてがうまく機能していたし、マシンの感触はいい感じだけど、午前中はセッション中のいくつかの赤旗によって多少中団されてしまい計画していたプログラムのすべてを完了することはできなかった」とコメント。「初日に行ったことを継続しただけだし、バルセロナに関してはそれが最も重要な目標だったと思う」「ポジティブなことは、マシンがスムーズに走っていることだ。まだラップタイムには注意を払っていない。そこは僕たちがバーレーンでQ3に進出したときに見てみるつもりだ。とにかく多くの周回を重ねて、マシンのあらゆる側面を確定することに集中した」「今週はRB18をドライブするのがとても楽しかった。バランスはすごく安定しているし、見た目もクールだと思うので、飛び乗るのは楽しかった。このマシンは追従するのが少し簡単になっているように思う。もちろん、全員が同じタイヤと燃料で走るレース1まで実際の変化は分からないけど、最初の感想としては前進だと思う」