レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、先週末のF1トルコGPでは、セットアップに苦戦していたレッドブル・レーシングよりも姉妹チームのアルファタウリの方が速いマシンを持っていたと考えている。レッドブル・ホンダは、金曜日のフリープラクティスの後、セットアップの答えを探し続けていた。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年と比較してグリッドがはるかに向上したことでバランスが「ちぐはぐ」だったと説明していた。
夜通しでマシンに変更を加えたにも関わらず、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスはまだ完全に快適なバランスを得ることができず、メルセデスの2台が予選のトップ2のポジションをロックアウトした。一方、アルファタウリ・ホンダは、週末の初めから競争力を見せ、特にウェットのFP3ではピエール・ガスリーがトップタイムを記録。予選でも、ガスリーはマックス・フェルスタッペンにわずか0.130秒遅れの5番手タイムをマーク。ルーキーのの角田裕毅もQ3に到達した。「ドライバーの違いを考えれば、このトラックの特別なコンディションではアルファタウリの方がより速いマシンだったと言えるだろう」とヘルムート・マルコは  Auto Motor und Spor に語った。「シンプルに彼らの方がセットアップが良かった」フェルナンド・アロンソとの接触による5秒ペナルティにもかかわらず、6位でフィニッシュしたピエール・ガスリーは、週末を通してのアルファタウリのパフォーマンスに満足していると語った。ピエール・ガスリーは、F1イタリアGPのスプリント予選でクラッシュを喫し、グランプリでも早い段階でリタイア。その後、F1ロシアGPの状況が変化する中でQ2にノックアウトとなり、アルファタウリの意思決定に疑問を呈していた。「チームのパフォーマンスには本当に満足している」とピエール・ガスリーは語った。「ペースにだけでなく、コミュニケーション、戦略など・・・僕たちはすべてを正しく行ったと思う」「表彰台の近くでフィニッシュできたので、本当に満足できると思う。今後、あのレベルでパフォーマンスを発揮することが毎週末の目標になってくるはずだ」
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