レッドブルF1のヘルムート・マルコは、コックピット保護デバイス『ヘイロー(Halo)』についての自分の考えが間違っていたことを認める。F1は、イタリアGPでルイス・ハミルトンの頭上をマックス・フェルスタッペンのマシンのリアホイールがどのように直撃したかを示す新しい360度車載カメラの映像を公開。ヘイローがなければ、危険な事故に繋がっていた可能性が高いことを十分に示した。
2018年以降にヘイローが義務化されたとき、ヘルムート・マルコは導入に激しく反対していた。ルイス・ハミルトンとのクラッシュについて、マックス・フェルスタッペンが故意に衝突したとの見方には断固反対するヘルムート・マルコだが、インシデントは自分のヘイローについての認識が間違っていたことを示したと語る。「最初は懐疑的だった」とヘルムート・マルコは Osterreich に語った。「しかし、私でさえ認めなければない。(グロージャンの)火災事故のように、ヘイローが決定的な役割を果たしたことで、物事がとても良い結果となった」もうひとりの新しいヘイローの支持者は、故ニキ・ラウダの息子で元レーシングドライバーのマティアス・ラウダだ。マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの事故について質問されたマティアス・ラウダは「あの二人のドライバーはお互いに何も与えなかったよね?」と ServusTV に話しました。「チタン製のヘイローは、まさに本来あるべき働きをした。フェルスタッペンのマシンの後輪からハミルトンを保護した」「最初はそれほど酷い事故には見えなかったが、リプレイを見れば、ヘイローがなければ、事態は非常に悪い結果となった能性があることがわかる」しかし、40歳のマティアス・ラウダは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンがあの瞬間にホイール・トゥ・ホイールとなった唯一の理由は、レッドブルのピットストップが失敗したためだと語った。「あれは災害でした。7秒~8秒はF1では永遠だ」とマティアス・ラウダは語った。「彼らが世界選手権のために戦うことを望むなら、あのようなことは起きてはならない」しかし、マティアス・ラウダはマックス・フェルスタッペンが故意に衝突したとの見方を否定する。「彼らがあそこでクラッシュしていなかったら、後でルイスがマックスにぶつかっていたかもしれない」とマティアス・ラウダは語った。「ペナルティは、次のレースでマックスにとって不利になるだろう。世界選手権が非常に僅差なので、すべての小さなことが重要だ」