レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、スプリント予選が導入あれるF1イギリスGPでは、金曜日の1つの間違ったステップが“週末全体”を台無しにする可能性があると警告する。来週末のF1イギリスGPでは、F1初のスプリント予選が実施される。基本的にスプリント予選は通常の予選に取って代わり、日曜日のグランプリのグリッドを決定するために使用される。
金曜日に1回のプラクティスを実施した後、ドライバーは午後から通常の Q1 / Q2 /Q3 に分かれた予選セッションを行う。その結果によって、土曜日の午後に行われるピットストップのない100kmのレースのスターティンぐグリッドが決定され、レースの結果が決勝のスタティンググリッドとなる。しかし、金曜日にパルクフェルメ状態に入るまでのプラクティスはわずか1時間しかなく、そこからチームはマシンに変更を加えることはできない。ヘルムート・マルコは、週末の早い段階で何かがうまくいかない状況を警戒している。「金曜日に何か問題が発生した場合、週末全体が台無しになる可能性がある」とヘルムート・マルコは Speedweek に語った。「最初のプラクティスセッションは、状態をチェックする唯一のチャンスだ。その後、パルクフェルメ レギュレーションが施行される」「つまり、土曜日の2回目のプラクティスセッションでしか修正できないということだ」スプリント予選の変更とそれに伴うすべてのルールは、レッドブル・ホンダF1がF1イギリスGPのためにRB16Bに新しいパーツを投入することがないという意味でもある。しかし、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダF1がワールドタイトルを目指してメルセデスと戦い続ける中、ドライバー“それを最大限に活用したいと思うだろう”と確信している。マックス・フェルスタッペンは現在ルイス・ハミルトンを32ポイント上回っており、レッドブル・ホンダF1はコンストラクターズチャンピオンシップで44ポイントリードしている。しかし、戦いはまだ終わっていない。「メルセデスが諦めるのは数学的なチャンスがなくなった場合だけだ」とヘルムート・マルコは結論付けた。
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