レッドブルF1は、今週末“影の立役者”アレクサンダー・アルボン不在でF1フランスGPに臨む。今年、テスト兼リザーブドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンは、レース週末にシミュレーター作業で重要な役割を果たしており、F1モナコGPでの木曜日から土曜日にかけてのレッドブル・ホンダF1の復調に大きく貢献した。
また、昨年までレッドブル・ホンダF1のドライバーを務めたアレクサンダー・アルボンは、自身の後任として新加入したセルジオ・ペレスに多くの情報をもたらしており、F1アゼルバイジャンGPで移籍後初勝利を挙げたペレスは、アルボンの仕事に敬意を表している。アレクサンダー・アルボンは、今年、レッドブルF1のリザーブドライバーの役割と並行してDTMに参戦する。実際、アルボンはF1のない週末にのみDTMでレースをすることが取り決められていたが、今回、例外が設けられた。本来、6月20日はF1グランプリはないはずだったが、F1カナダGP/F1トルコGPの中止に伴い、F1フランスGPが1週間前倒しになった。通常であれば、F1のある週末にはアレクサンダー・アルボンの代わりにニック・キャシディがDTMに参戦しているが、キャシディはフォーミュラEのレースがあるため、代役を務めることができない。したがって、ヘルムート・マルコは 、モンツァで開催されるのDTMにアレクサンダー・アルボンが出場することを許可した。代わりにユーリ・ヴィップスがシミュレーターぎょむを引き継ぐ。「フランスGPの週末の両方のフォーミュラ1チームのためのシミュレーター業務は、ユーリ・ヴィプスに引き継がれる。通常のドライバーの1人が脱落した場合、アレックスはモンツァからル・キャステレに直接空輸される。したがって、我々にはまだ柔軟性がある」とヘルムート・マルコは Speedweek.com に語った。今年F2に参戦するユーリ・ヴィップスは、前戦バクーで、2回目のスプリントレースとフィーチャーレースの両方で優勝。ポール・リカールではF2が開催されないため、アレクサンダー・アルボンのスポットを埋めることができる。