レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスにプレッシャーをかけ、マックス・フェルスタッペンのルイス・ハミルトンとのタイトル争いを支援するためにも、セルジオ・ペレスが調子を上げて、上位争いに加わる必要があると語る。セルジオ・ペレスは、F1スペインGPの予選で肩に痛みを感じたことで8番手に沈み、決勝ではオーバーテイクを見せたものの5位でフィニッシュ。優勝したルイス・ハミルトンからは1分以上遅れてのフィニッシュとなった。
マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは残りのフィールドを引き離してはるかに前でレースを展開していたが、メルセデスがミディアムタイヤを残していたことが決定的となり、2ストップ戦略をとったルイス・ハミルトンに敗れた。「メルセデスが彼らが持っていた戦略的な選択肢を持たないように、我々は彼(ペレス)がそのギャップにいることを切実に必要としている」とクリスチャン・ホーナーは語った。「チェコ(ペレス)はマシンにもっと自信と時間を見つけており、彼はもっと実力を発揮してくれると確信している」レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「ペレスが常に上位にいればもっと楽に戦えるだろう。彼はゆっくりと進歩している。モナコで彼が予選でパフォーマンスを発揮してくれることを願っている。あのトラックではレーススピードはそれほど重要ではないからね」と語った。昨年、レーシング・ポイント(現アストンマーティン)でF1初勝利を挙げたセルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンにより本格的なタイトルへの挑戦をもたらすために、その経験を買われてレッドブルと契約を結んだ。近年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトたちは、フェルスタッペンのレベルに匹敵できず、フェルスタッペンがリードしているときでも、常にメルセデス勢に有利な戦略を提供していた。マシンを快適に感じるには時間が必要だと語るセルジオ・ペレスだが、「今はマシンにより自信が持てるようになっているし、週末が終わるたびに『週末が今始まったばかりだったらいいのに』と思っているよ」と語る。「また、すべてのサーキットは異なるので、ここで学んだことは、モナコで必要なものとは異なるけど、重要なことは、僕がまだ適応していることであり、すぐに100%になることができることを願っている」
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