レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリ・ホンダの日本人ドライバーである角田裕毅はF1の最新のスターになるための道を歩んでいると語る。20歳の角田裕毅は、F1デビュー戦となったF1バーレーンGPで13番グリッドからスタートして9位入賞。2ポイントを獲得し、日本人ドライバーとしてデビュー戦で初めてポイントを獲得したF1ドライバーとなった。
「彼は頭が良く、20歳だが、非常に成熟している」とヘルムート・マルコは語った。角田裕毅は、4か月前にイモラでアルファタウリ・ホンダとの最初のF1テストをして以来、チーム内ですでに人気を博しているとヘルムート・マルコは語る。「まもなく彼は新しいF1スターになるだろう。みんなが彼のことが好きだ。彼は魅力的な20歳の日本人男性で、ユーモアのセンスがある」ヘルムート・マルコは、159cmという角田裕毅の現役F1ドライバーで最も低い身長がF1コックピットに理想的に適合していると語る。「159cm、61kg、すべてのデザイナーが彼を愛している!」だが、ヘルムート・マルコは、実際にはアルファタウリは角田裕毅にチームのF1マシンとシミュレーターを適応させるために「あらゆる種類の問題を抱えていた」と説明する。「主にペダルが問題だった。ペダルを前に出す必要があった。それに我々はまだシミュレーターで彼にふさわしいシートを確保するのに苦労している」角田裕毅は、予選Q2でミディアムコンパウンドを使いこなすことができず、13番グリッドに沈んだ。「彼の初めて予選なので、チームはソフトタイヤを与えるべきだったと思うし、彼はパフォーマンスを発揮きなかった」とヘルムート・マルコは語った。「彼には予選のルーティンがないので、その方が彼にとってはもっと簡単だっただろう」2018年に全日本F4でチャンピオンを獲得した角田裕毅は、日本からヨーロッパにわたってしてわずか2年でF1デビューを果たした。「我々は彼をヨーロッパに連れてきた」とヘルムート・マルコは語った。「F3で1シーズン、F2で1シーズン、誰もそのことに気づいていない。そして、F1で爆発した」角田裕毅は昨年のF2でチャンピオンのミック・シューマッハに15ポイント差で3位、ルーキーで1位に終わった。「技術的な故障がなければ、彼は簡単にチャンピオンシップに勝っていただろう」とヘルムート・マルコは語る。角田裕毅が日本初のF1ワーツドチャンピオンになれるかと質問されたヘルムート・マルコは「間違いない」と語った。レッドブルF1のドライバーマネジメントを統括するヘルムート・マルコのこの発言は、将来的なレッドブル・レーシングへの昇格も視野に入れていることを示唆している。