レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2021年の3戦でトライアルされる“スプリント予選”と呼ばれるである土曜日のスプリントレースのフォーマットに関するF1の計画に賛同している。F1関係者のなかには、これまでのレース週末のフォーマットを崩してまで改革を進めようとするF1の動きに批判的な意見も挙がっている。今季、メルセデスF1のリザーブドライバー就任が噂されるニコ・ヒュルケンベルグもその一人だ。
「ゴミだね」とニコ・ヒュルケンベルグは ServusTV に語った。「それは緊張を生み出すための非常に人工的な方法のように聞こえる」「チームとマニュファクチャラーは何百万もの投資をしており、何千人もの人々が関わっている。そして、これは彼らに投げかけられます。」しかし、レッドブルのF1モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1は最近の“完全に退屈”なレースを終わらせるために行動しなければならなかったと語った。「まだ多くの詳細を明らかにする必要があるが、試してみる必要がある。そうすれば、2022年にどうなるかをいつでも決めることができる」とヘルムート・マルコは付け加えた。「現実的に見れば、近年のレースのほとんどは完全に退屈だ。だから、何かをしなければならない。だからこそ、我々はこのアイデアに前向きだ」「DRSには望ましい効果がなかった。私の意見では、DRSの方がはるかに人工的な手段だ」しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは、F1が“退屈”であるというそもそもの考えに反論した。「10年~15年くらい同じことが言われてきた。それにもかかわらず、人々はまだF1を見ているし、それに魅了されている」「フットボールの試合がすべて楽しいわけではありません」「今日の空力はスポーツをとても魅力的で速いものにしているけど、それはマシンが静止しているように見える理由でもあり、オーバーテイクがしばしば非常に難しい理由でもある」「しかし、2020年も3~4回のレースはエキサイティングだったと思う。問題はないと思っている」