レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームに“ナンバー1”ドライバーは存在しないとし、前を走っているドライバーの方を優先すると語る。今年、レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンに代えて、レッドブルのタイントプール外のセルジオ・ペレスを起用する。
過去2シーズン、マックス・フェルスタッペンは、常にピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンを凌駕して孤軍奮闘してきたが、セルジオ・ペレスの加入によってチーム内の競争は激しいものになると予想される。だが、レッドブル・レーシングは事実上マックス・フェルスタッペンのチームであり、セルジオ・ペレスはフェルスタッペンに次ぐ第二の役割を務めることになるとの見方が強い。しかし、クリスチャン・ホーナーはこれを否定する。「ファーストを前を走っているドライバーだ。何年もの間そうだった。何年もその方法を採用してきた」とクリスチャン・ホーナーは Ziggo Sport に語った。「彼らは同じマシンと同じ機会が与えられる」セルジオ・ペレスは、今年初めからレッドブル・レーシングとの統合を続けており、今季の相棒となるRB16Bを手に入れる前にRB15で走行し、ファクトリーで多くの時間を過ごしてきた。クリスチャン・ホーナーは、セルジオ・ペレスのチームへの溶け込み方に満足していると語る。「チェコはうまく溶け込んでいる。彼は非常に経験豊富な素晴らしい男だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「2人のドライバーはうまくやっており、彼はチームに何かしらのものを追加していると思う。それはポジティブなことだ」「マックスと彼はうまく協力しており、彼らは良いコンビネーションを見せている」レッドブル・レーシングは、先週末のF1プレシーズンテストでマックス・フェルスタッペンが3日間の最速タイム(1分28秒960)をマークした。専門家たちは、スタートから好調なレッドブル・ホンダ RB16Bが、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスにタイトル争いをするチャンスをもたらす可能性があると考えている。また、レッドブル・レーシングは、昨年のアブダビGPでポール・トゥ・ウィンを飾っており、来週末の開幕戦ではどこから再開できることを期待している。「2020年よりも良い結果を出すために、2020年にポジティブだった点を土台にしている」とクリスチャン・ホーナーは語る。「最後のレースで勝利のラインを継続し、それに伴う勢いを維持している」「それはポジティブなことだった。今年は力強くパフォーマンスできることを願っている」「決して簡単なことではないし、ルールの変更は皆さんが予想するよりも大きい。チームは一生懸命に働いているし、他のチームとは異なるルールの解釈を見るのは魅力的だ」
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