メルセデスF1でパワートレイン責任者を務めてきたアンディ・コーウェルは、レッドブルのF1エンジン運営を行うレッドブル・パワートレインズを率いるチャンスを断ったことが明らかになった。レッドブルは、2022年以降にホンダのF1パワーユニット技術を引き継ぎ、ミルトンキーンズのファクトリー内にF1パワーユニット業務を行うレッドブル・パワートレインズを設立した。
レッドブル・パワートレインズでは、2025年以降にF1パワーユニットを独自に開発する可能性、さらにはポルシェとコラボレーションする可能性さえ報じられている。F1パワーユニット時代を支配するメルセデスのV6ターボハイブリッドエンジンの開発を担当したアンディ・コーウェルは、2020年にF1から離れることを決断。7年連続のダブルタイトルに大きく貢献した彼の専門知識に対する需要は高まっている。F1 Insider によると、レッドブルは、アンディ・コーウェルにレッドブル・パワートレインズを率いることについてアプローチしたが、コーウェルは、F1以外の関心のある分野に焦点を当てることを選択肢し、そのオファーを断ったと報じた。アンディ・コーウェルは、自動車業界で環境に配慮した将来の技術を扱う事業を始めている。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「我々のような野心的なプロジェクトが人材を探している場合、それは普通のことだ」と ServusTV に語った。
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