レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダの新型F1エンジンが2021年にメルセデスと同じレベルをチームにもたらすと考えているが、それはオフシーズンにメルセデスがどれだけ改善したかにも依存すると認める。ホンダは2021年シーズンをもってF1を去るが、ヘルムート・マルコは、レッドブルに素晴らしいF1エンジンを置き土産として残していくれると考えている。レッドブルは、2022年からホンダのF1パワーユニットの技術を引き継いで、2024年まで自社で運用する契約を結んでいる。
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、新加入のセルジオ・ペレスが最初の数週間でメルセデスのF1エンジンについて“興味深い情報”をもたらしていると認める。セルジオ・ペレスは、アストンマーティンに名前を変えたチームがセバスチャン・ベッテルを起用することを選んだことで、過去7年間過ごしたチームを離れてレッドブル・レーシングに加入。7年間のすべてでメルセデスのF1エンジンを使用していた。セルジオ・ペレスは、すでにレッドブル・レーシングに溶け込んでおり、チームに多くの情報を共有している。ヘルムート・マルコは「我々はセルジオに満足している。彼はシルバーストンで古いマシン(2019年のRB15)で2日間テストし、また新しいマシンでも簡単なテストを行った」また、セルジオ・ペレスは、ホンダF1陣営とレーシング・ポイント/フォース・インディア時代に蓄積した7年間のメルセデスのF1エンジについての情報を交換した。「チェコはシミュレーターで多くの時間を費やし、メルセデスのF1エンジンのドライバビリティとその応答性について興味深い詳細を我々と共有した」だが、ヘルムート・マルコによると、セルジオ・ペレスがもたらしているのはメルセデスのF1エンジンだけではなく、以前の所属チームのものも含まれていると語る。「たとえば、彼はタイヤに関していろいろと種類の興味深いことを共有している。トルコでのウェットレースに関する情報は特に興味深いものだった。彼のチームはそこでポールポジションを獲得しているからね」「たとえば、ペレスはイスタンブールでのタイヤ圧への対処方法を教えてくれた。それはほとんど我々と一致していたが、重要な瞬間に違いを生むことができる重要な詳細がまだあった」ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスのレースでの安定感を高く買っている。「今年はマックスとF1グリッドで強力なデュオのひとつになるはずだ。チェコは非常に速いが、それだけでなく、彼の経験とタイヤの扱い方も非常に重要だ。我々が彼をチームにつれて連れてきた理由はそこでもある」
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