セバスチャン・ベッテルの元ボスであるレッドブルF1のヘルムート・マルコは、2021年にアストンマーティンでベッテルがトップフォームを取り戻す可能性があると考えている。33歳になったセバスチャン・ベッテルは、10年以上前にヘルムート・マルコとレッドブルがF1へと導き、2010年に23歳134日で史上最年少F1ワールドチャンピオンを獲得。そこから4連覇を果たした。
しかし、2015年にフェラーリに移籍してからは次第にパフォーマンスが空回りするようになり、フェラーリが育成してきたシャルル・ルクレールがチームメイトとなってからは特に苦戦を強いられている。ヘルムート・マルコは「セバスチャンはマシンのすべてが彼にとって正しくなければならない。そうでなければ、彼は考えすぎてしまう」と Sport1 に語った。「彼は2014年にダニエル・リカルドと多くの問題を抱えたが、レッドブルも当時は勝てるマシンではなかった。メルセデスが何マイルも先を行っていた」「しかし、セバスチャンが自分のマシンと一体となっているときはほぼ太刀打ちできない」「あらゆるメルセデスのテクノロジーを備えたアストンマーティンが彼を快適にさせれば、我々全員がまた“青い奇跡”のようなものを経験する可能性がある」「もちろん、我々の利益のためにそうならないことを願っているがね」