メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリはレッドブルによるホンダのF1エンジンを引き継いで独自のエンジンプログラムを実施するという計画を阻止することはできないと語る、トト・ヴォルフが、ホンダF1の技術と運用についての知的財産を引き継ぐというレッドブルの動きへのサポートを表明したことはパドックの多くの人々を驚かせた。現在のメルセデスの優位性を考えれば、F1エンジンの凍結はおそらく全く問題ないことだが・・・。
「我々は独自のパフォーマンスを発展させていきたいが、例え我々のDNAにまったく含まれていないとしても、我々は可能な限りレッドブルとホンダを可能な限りサポートする」とトト・ヴォルフは Kronen Zeitung に語った。F1ポルトガルGP翌日の月曜日には、F1の主要な利害関係者が集まって、F1エンジンの将来について重要な会議が行われる。レッドブルは、2021年末にホンダがF1から正式に離脱した後も、ホンダのF1エンジンを使い続けたいと明言している。「私たちの優先事項は、財政的に合理的であれば、新しいエンジン規制までホンダを継続することだ」とヘルムート・マルコ博士は語った。「2022年からエンジンが凍結すれば、それ以上の開発は許可されない」だが、新しいF1エンジンレギュレーションの導入を2026年から2023年もしくは2024年に前倒しするとの議論もあるが、トト・ヴォルフはそれでもレッドブルのアイデアを進めるべきだと考えている。「技術的には、レッドブルにはそれを行うために必要なものがある」とトト・ヴォルフは語る。「だから我々はスポーツの最善の利益のために行動したいし、ホンダ(のエンジン)をスポーツに留めておきたい」また、トト・ヴォルフは、2022年のエンジン凍結と2024年からの新しいルールに関しての決定は、単純な多数決で十分であるため、フェラーリでさえそれを止めることはできないと考えている。「たとえフェラーリがそれに反対しても、うまくいくはずだ」とトト・ヴォルフは語った。
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