レッドブル・レーシングは、メルセデスに追いつけなかった理由を説明するために“言い訳”を探すのはやめるべきだ。そう語るのは元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースだ。F1イタリアGPの週末、クリスチャン・ホーナーは、デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイは、過去数年間はアストンマーティンとのヴァルキリーのプロジェクトに取り組み、F1への意欲を失っていたが、今では再びF1に集中していると語っていた。
クリスチャン・ホーナーは、エイドリアン・ニューウェイについて「彼は今、F1に完全に集中している。過去3~4年間はヴァルキリーにより関与しており、F1も楽しんではいなかった。彼はその時点でルノーのエンジンでは競争力がないことに気づいた。だが、今、彼は我々がより良いポジションにおり、再び自分のやっていることを楽しんでいる」と Racefans.net に語っていた。ミナルディとスパイカーでF1を戦ったクリスチャン・アルバースは「いつも言い訳を探している」と De Telegraaf に語った。クリスチャン・アルバースは、元エンジン供給元とのルノーF1との緊迫した状況によってエイドリアン・ニューゥエイがやる気を失ったというのは言い訳にはならないと語る。「僕なら 『何百万も支払われているじゃないか!』と思ってしまうね」とクリスチャン・アルバースは語った。「僕なら彼に設計図に戻るようにいうだろう。エンジンは30%くらいの価値があるかもしれないけど、パフォーマンスの残りはシャシーからのものだし、シャシーは十分ではない」クリスチャン・アルバースは、レッドブルが2020年のパフォーマンス不足を説明するためにエイドリアン・ニューゥエイのモチベーションの低下を利用したことに驚いていると語る。「非常に愚かな発言だ。賢明だとは思わない」