レッドブルF1は、ホンダのF1エンジンは以前のサプライヤーであるルノーより優れており、今やメルセデスに次ぐF1で2番目のエンジンメーカーだと信頼を寄せている。今シーズン、メルセデスはF1エンジン面でさらなる飛躍を遂げ、開幕戦から他を圧倒している。FIA(国際自動車連盟)はメルセデスを抑えるためにF1イタリアGPから“予選モード”のエンジンセッティングを禁止することを決定している。
しかし、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、実際には予選モードを封じることはレースでのメルセデスをより強くするだけだと警告している。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも「メルセデスは強力なエンジンモードをより長く続けられるようになるかもしれない」と motorsport-total.com に認める。「しかし、予選における明らかな優位性はもはや存在しないだろう。これはインラップとアウトラップにも当てはまるので、禁止によってもっと近づけると思う」「だが、いずれにせよ、すべてが適切であれば、現在の我々のレースペースはかなり良い」レッドブルF1は2019年にルノーからホンダにF1エンジンを切り替えた。ヘルムート・マルコはホンダのF1エンジンはルノーよりも前にいると考えている。「ルノーはかなり良い予選モードを持っている。だが、レースでは我々よりも弱い」とヘルムート・マルコは語った。「予選では、ルノーは我々と同じレベルか、わずかに先行しているが、レースでは、我々はエンジンパワーに関してメルセデスに次ぐ2番手だ」ヘルムート・マルコの2020年のもうひとつの懸念は新型コロナウイルスだ。実際、レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは新型コロナウイルスに感染したことで2レースの欠場を強いられている。「新型コロナウイルスは世界戦選手権全体を破壊してしまう可能性がある」「実際、ペレスは何も失ってはいない。だが、もしフェルスタッペンがウイルスに感染すればば、そこで彼の世界選手権は終わってしまうだろう」しかし、ヘルムート・マルコは、レッドブルとしてマックス・フェルスタッペンをチームの既存の対策を超えて新型コロナウイルスから過度に保護することはないと語る。「我々は彼自身の責任に委ねている」とヘルムート・マルコは語った。「彼の近くですでに新型コロナウイルスの症例が出たので、彼もこの状況を認識している。彼も人々がいかに簡単に感染してしまうかをわかっている」
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