レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マクラーレンのF1チームスタッフが新型コロナウイルスに感染したにも関わらず、レッドブルはF1オーストラリアGPでレースをする準備ができていたと譲らない。ヘルムート・マルコは、レッドブルF1としては、イベント全体をキャンセルするのではなく、地元の当局が提案したレースを無観客で開催するというアドバイスに従うことを支持していたと述べた。
「我々はレースの準備ができていた」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語った。「他チームも準備はできていた。だがエンジンはなかっただろう」F1オーストラリアGPを中止にするという発表には非常に時間がかかったが、決定に達するまで時間がかかった理由についてヘルムート・マルコは「特定の人々は何度か心を変えたからだ」とコメント。ヘルムート・マルコが言及しているのはメルセデスのことだ。当初、メルセデスもレース継続に参戦していたが、親会社のダイムラーはメルセデスのF1エンジンを搭載するチームをレースから撤退させることに熱心だったと報じられている。また、ヘルムート・マルコは、金曜日のフリープラクティスを実施することで、何が最善の進め方であるかを検討できたはずだと述べた。「パドックで新型コロナウイルスの症例があった。誰もがすでにそこにいるので、フリープラクティスを開始し、さらに検査を実施し、最終決定を下すことができたはずだ」「責任問題になるのは間違いない。私が理解している限り、主催者と保健当局からはOKが出ていた」だが、その後、ピレリもF1スタッフが新型コロナウイルスに感染したことを発表。F1の決定は正しかったという意見が大多数だ。
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