レッドブル・ホンダは、2020年F1マシン『RB16』に革新的な排気システムを搭載していると噂されている。F1バルセロナテストではメルセデスのDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)が話題をさらったが、その裏で密かにレッドブル・ホンダが革新的なデバイスを搭載していたと報じられている。報道によると、レッドブルとホンダは、ブロウンディフューザーの効果を模倣することに成功したという。
ブロウンディフューザーは、2010年にレッドブルが開発したシステム。エンジンのセッティングによってアクセルを踏んでいないときにも排気ガスを排出してディフューザーに吹き付けることでコーナーでダウンフォースを得ることに成功した。しかし、FIAは2020年にエキゾースト周りのレギュレーションを変更してブロウンディフューザーを禁止にしている。新しいレッドブル・ホンダのシステムが実際にその効果を持っているのか、それがどのように機能しているかは完全には明らかになっていないが、F1プレシーズンテストがされたカタロニア・サーキットの低速のターン10でマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルブンのドライブするRB16のホンダのF1エンジンサウンドは明らかに異なった響きをしていたという。他の全てのチームがスロットルをオフにしてエンジン音が消えているなか、ホンダのF1エンジンはいくつかのシリンダーが動作し続け、その結果、排気ガスが排出され続けていたという。
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