レッドブル・ホンダF1ののレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、第2回F1バルセロナテスト最終日の作業を振り返った。レッドブル・ホンダは、午前のセッションを担当したアレクサンダー・アルボンが、序盤で空力テストを行った後、ピレリタイヤの真ん中のコンパウンドにあたるC3で、全ドライバー中唯一ベストラップを記録した。
アレクサンダー・アルボンは59周を走行し、マックス・フェルスタッペンへバトンタッチ。午後のセッションでは、よりパフォーマンス確認に注力して走行した。2番目のコンパウンドとなるC4タイヤで1分16秒269のベストタイムをマークしたマックス・フェルスタッペンは、一番柔らかいC5タイヤのバルテリ・ボッタス(メルセデス)と0.1秒差以内につけ、レッドブル・ホンダにとっては上々の結果でテストを終えました。「全体的な今日のプランは、メルボルンに向けてドライバーにマシンでいくらかの練習時間を与えることであり、そこはうまくいった」とギヨーム・ロケリンはコメント。「一晩かけてセットアップオプションの実験を行ったが、それは計画通りには機能しなかった。だが、それこそがテストの目的であるため問題はなかった」「バランスとパフォーマンスにはかなり満足している。特に午後にはまともなベースラインに戻ることができたし、マックスもそれには満足している」「第1週に完了した信頼性とロングラン、第2週のパフォーマンステストの両方でオーストラリアでの開幕戦にむけて十分に準備ができていると感じている」「もちろん、今年のリストにある全ての仕事にチェックを入れなければならないテスト日数が8日間ではなく6日間だったが、優れた構造と規律でそれにアプローチし、与えられた時間を最大限に活用できたと思っている」