レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、“ピンク・メルセデス”が2020年のF1グリッドに並ぶことを心配してはいないと語る。レーシング・ポイントF1チームの2020年F1マシン『RP20』の見た目は昨年メルセデスがタイトルを獲得した『W11』に酷似している。チームは冬の間にこれまでよりも多くのコンポーネント設計の移管を含めてメルセデスとのコラボレーションを強化した。
レーシング・ポイントF1チームの技術代表を務めるアンディ・グリーンは、実際にはすべてチームによって“ゼロ”から製造されたと主張している。「自分たちで製造しなければならない部品の技術情報はメルセデスからのものではない」とアンディ・グリーンはコメント。「皆さんが我々のマシンで見ているものは、メルセデスのマシンの写真に基づくものだ。誰でもそうすることができる」レッドブルの2チーム間で同様のコラボレーションを行っているレッドブル・ホンダのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、このようなアレンジは“意味のある”ことだと語る。「そうでなければ、アルファタウリ、レーシング・ポイント、ハースやアルファロメオははるかに多くのリソースを見つけなければならない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「クローンによって他よりも先に進むチームもいるが、制限内に収まっている限り、問題はない」驚くことではないが、アルファタウリのチーム代表フランツ・トストも同意する。「我々には安定したレギュレーションがあるので、チームが他チームのソリューションをコピーするのは普通のことだ。これはF1では新しいことではない」多くのフェラーリの技術ソリューションをベースにしているハースF1チームのロマン・グロージャンは「昨年の最速マシンについて話をすれば、同じパワーユニットを使用していて、それは冷却する必要があるなら、なぜ駄目なんだ?」とコメント。「それが正しいか間違っているかの判断をしないけど、悪いアイデアではないと思う」