レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2019年のホンダF1エンジンとの初シーズンは“期待を超えていた”と語る。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、シーズン前に2019年は5勝を挙げると予想していたが、クリスチャン・ホーナーはより慎重だった。
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが3勝を挙げてドライバーズ選手権を3位で終え、コンストラクターズ選手権でも3位を維持したが、昨年419ポイントを獲得したのに対し、417ポイントと2ポイント下回った。これは主にシーズン序盤の影響によるものだった。レッドブル・ホンダは夏休み後にピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンを起用して以来、より定期的に上位でポイントを重ねることが可能となった。「チームにとっては過渡期だったと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「前々からそうなることはわかっていた。13年ぶりのエンジンメーカーの変更だったからね」「ホンダとのパートナーシップは非常にうまく機能したし、開幕戦のメルボルンから表彰台を獲得した。ご存じのようにエンジンが導入されるたびにどんどん良くなっていった」「信頼性は強力だった。今年はメカニカル的なDNFはアゼルバイジャン(ガスリー)の1度しかなかったし、エンジンを導入するたびにペースはどんどん近づいていった」「3つのポールポジション、そのうちの2つしか維持できなかったが(メキシコGPで黄旗無視にとってフェルスタッペンはポールを喪失)、3つの勝利を収めた。今年の9回の表彰台は本当に印象的なパフォーマンだ」「これは本当に予想を超えており、多くの点でホンダとの関係は素晴らしかった。エンジンごとに信頼性、パフォーマンスが向上している。それは本当にハイライトだった」最近、ホンダF1は少なくとも2021シーズンの終わりまでレッドブルのエンジンサプライヤーとして残ることを明らかにしている、当初のレッドブルトホンダF1との契約は2020年末までだった。2020年シーズンの見通しについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「2020年に導入されるレギュレーションの安定性によって、来年はチャレンジャーチームになれることを願っている」とコメント。「メルセデスはまた非常に好調なシーズンを過ごしたし、まだ非常に高いベンチマークだった。そして、我々はメルセデスにより近づいていると感じている」「全体的に我々は今年このマシンをうまく開発したと思う」「ホンダはパワーユニットの導入ごとに素晴らしい仕事をしたと思うが、メルセデスとの間にまだギャップがあることを知っている。我々はプッシュし続けなければならない」