レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーとトロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、それぞれホンダF1の2019年の仕事ぶりを称賛した。レッドブルは、2019年にマックス・フェルスタッペンが3勝を挙げて自己ベストとなるドライバーズランキング3位を獲得。9回の表彰台、2回のポールポジション、3回のファステストラップを記録。コンストラクターズ選手権でも昨年に2ポイント及ばなかったものの3位を獲得。
夏休み後に加入したアレクサンダー・アルボンは8度のトップ6位内でのフィニッシュを果たしており、前半戦からセカンドドライバーが同じよに活躍できれば、昨年のポイント数は上回っていただろう。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「我々にとってはホンダとの完全な移行期の1年だったが、ひとつのチームとして自分たちの偉業は誇りに思えるものであり、自信を持って冬を迎えることができる」とコメント。「エンジンパートナーとの12年の後、まずは新しいメーカーにすべてを持ち込まれなければらなかった。振り返ってみると、我々は非常に良い方向にいるとしか言えない。パフォーマンスが向上し、信頼性に優れ、コミニュケーションも機能している。 2020年にトップに立つためのものが構築されていると感じている」「ホンダのヨーロッパの拠点は、ミルトンキーンズのファクトリーのすぐ近くにある。文化の違いについて話すつもりはない。我々は思ったよりも似ている。ホンダには、我々と同じ情熱と成功への決意がある」「さくらのモータースポーツ部門を見れば、彼らは私が話していることを把握している。F1はホンダのDNAの一部だ。東京に本社のロビーに置かれているリッチー・ギンザーのマシンはホンダにとってグランプリで初めて勝った。彼らは、ウィリアムズ・ホンダ、そして後にアイルトン・セナとマクラーレンとの歴史を誇りに思っている。ホンダは我々にとって完璧なパートナーだ」「2020年のタイトル獲得が我々の目標であり、ホンダとマックスの目標でもある。我々全員が同じ船に乗っている」一方、トロロッソは、F1ドイツGPでダニール・クビアトが3位表彰台を獲得、夏休み後に戻ってきたピエール・ガスリーがF1ブラジルGPで2位表彰台を獲得し、今シーズンでメルセデスとフェラーリ以外に2人のドライバーが表彰台に上がった唯一のチームとなった。コンストラクターズ選手権でもチームベストタイの6位を獲得している。トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは「トロロッソにとっては最も成功を収めたシーズンになった。コンストラクターズ選手権を6位で終えたが、5位とのポイント差はわずかだ」とコメント。「ダニールとピエールの献身と成熟したパフォーマンスに感謝したい。そして1年を通して素晴らしい仕事を果たしてくれたチームの全員、ファエンツァだけでなく、バイチェスターの皆の多大な努力にも本当に感謝している。空力部門から得たアップグレードが本当にうまく機能した」「加えて、シーズンを通したホンダの開発は印象的だった。これらすべての要因が相まって、シーズンの最後まで競争力を維持することができた。今シーズンの準備のために昨冬に信じられないほどの仕事を果たしたホンダに心から感謝している。レッドブル・レーシングの3勝、我々と成し遂げた2回の表彰台という結果は、来年さらに強くなるという自信を高めてくれている。2020年を楽しみにしている」レッドブルと2020年からアルファタウリに名前を変えるトロロッソは、2020年もドライバーナインナップを継続。レッドブルはマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、アルファタウリはピエール・ガスリーとダニール・クビアトという布陣でシーズンを戦う。