レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーの復活を称賛。プレッシャーから解放されたことでベストな状態を取り戻し、トロロッソで見事なパフォーマンスを発揮していると語る。今年レッドブル・ホンダのドライバーとしてシーズンをスタートしたピエール・ガスリーだが、RB15でパフォーマンスを発揮することができず、夏休みにアレクサンダー・アルボンと交代するかたちでトロロッソ・ホンダに降格となった。
過去に同じように降格となったダニール・クビアトはスランプに陥ってレッドブルを解雇されるという前例があったが、ピエール・ガスリーはトロロッソ・ホンダに復帰して以降、見事なパフォーマンスを発揮し、F1ブラジルGPではマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュ。F1初表彰台を獲得した。「彼が変化を受け入れたことの表れだと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼には2つの選択肢があった。それについて意気消沈する、もしくは、F1にまだ関わっており、レッドブルがまだ彼を信じているという事実に感謝するかだ。彼はそれに意気消沈するよりも、むしろ受け入れたと思う」「わずかな安堵もあったと思う。F1ではプレッシャーは高まっていくだけだったからね。そして、彼は(プレシーズンテストでの)2度のクラッシュの後にシーズンに入っていた」最終戦アブダビGPを残し、ピエール・ガスリーはカルロス・サインツと同点の95ポイントでドライバーズ選手権6位を争っている。