レッドブルのF1ブラジルGPでのパフォーマンスはすべてがホンダのF1エンジンによるものではなかったとライバルF1チームは考えている。F1ブラジルGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンで今季3用目を挙げ、ホンダのF1エンジンの進歩を実証した。メルセデスF1チームのテクニカルディレクターは、レッドブル・ホンダによる脅威が高まっていると認める。
「彼らはここで強かった。メキシコでも強かったが、それを示す機会がなかった」とジェームス・アリソンはコメント。「だが、その強さがすべてホンダのF1エンジンだと言い切ることはできない」レッドブル・ホンダは、週末を通して強力なストレートスピードを有しており、メルセデスのルイス・ハミルトンは、ホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーを抜くことができなかった。フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットも、レッドブルの利益はエンジンだけでは得られないと述べた。「前回のレースと同じエンジンだ。彼らはここブラジルで進歩を遂げることができたですから、それが正しい結論かどうかはわからない」マッティア・ビノットは、レッドブル・ホンダがコーナーで多くのパフォーマンスを犠牲にすることなく、より速いストレートスピードを達成できるセットアップを見つけたと考えている。一方、フェラーリはその逆方向に進んでおり、優れたトップスピードと引き換えにコーナーでタイムを稼いでいる。「彼らはラップを通して速かった。ストレートでも速かったので、分析する必要がある。しかし、彼らと比較して我々の予選を見れば、グリップが制限されたが、ストレートで非常にほぼ一致していたと思う、彼らはよりパワーが制限されている。だから、選択している空力構成の間のバランスだと思う」「多分、グリップが制限された状態で彼らに非常に僅差だったのは初めてのことだ。フェラーリのマシンは異なるセットアップ方向に動いており、コーナリングで有利になっていることを示している。多分それはすべて相対的なことだ」「我々がコーナリングで彼らと比べてゲインできているとすれば、現在、彼らはストレートで確実にゲインを得ている」