レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ジュニアドライバーとして育てたカルロス・サインツを放出したことを後悔はしていないとし、彼にF1で戦うチャンスを与えられたことを誇りに思うと語った。今年、レッドブルはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてピエール・ガスリーを起用。カルロス・サインツはレッドブルを離れてマクラーレンに完全移籍した。
だが、ピエール・ガスリーは前半戦で期待された成績を残すことができず、夏休み後に日産から契約を買い取って今年トロロッソでF1デビューを果させたばかりのアレクサンダー・アルボンと交代。幸いにもアルボンは好成績を残しており、2020年もレッドブル・ホンダのシートに収まることが決定している。一方、カルロス・サインツはマクラーレンで活躍しており、定期的にトップ3以外のベスト・オブ・ザ・レストを争うパフォーマンスを披露。前戦でアレクサンダー・アルボンに抜かれるまでは、レッドブルの3名のドライバーズ選手権で上位に位置していた。カルロス・サインツの今年のパフォマンス、そして、彼を放出したことを後悔していないかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「今年、カルロスが良いクルマに手に入れることができて良かったと思っているし、彼はとても良い仕事をしている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼はトップ3チームのグループの後ろのベスト・オブ・ザ・レストの成績を残しており、今年はいくつか非常に力強いレースをしている」「我々は異なる方向に進むことを選択したが、F1に参加する機会を彼に与え、彼がその機会を生かして自分自身のキャリアを切り開くことができたことを今でも誇りに思っている」