レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、予選をリバースグリッド形式に変更するというリバティ・メディアのアイデアを“馬鹿げている”と切り捨てた。2021年の大幅なレギュレーション変更を控え、来年、リバティ・メディアは実験的にいくつかの週末にチャンピオンシップの下位にいるドライバーがスプリントレースの上位からスタートすることを可能にするリバースグリッド候補の予選レースを開催して週末を盛り上げようとしている。
だが、ヘルムート・マルコは明らかにそのアイデアのファンではない。「そんな計画は馬鹿げている」とヘルムーロ・マルコは AutoWeek.com に語った。「モナコ、シンガポール、バルセロナのようなサーキットでそれを行うのは無意味だ。追い越しは難しい、もしくは不可能でさえあるからね」「とにかく何も変わらないので、見る必要はないだろう」ヘルムート・マルコは、F1は、数十年にわたって人気を博してきた条件を維持しようとするべきだと考えている。「我々スポーツは、過去30、40、50年にわたって基本的な条件は根本的に変わっていないサッカーやテニスのようなものでなければならない」「観客はグランプリのルールを理解しなければならない。そして、最後には最高の男が勝つべきだ」「人為的な介入などすべきではない」