レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、来年、レッドブル・ホンダが正しいクルマを与えることができれば、マックス・フェルスタッペンはF1ワールドチャンピオンになれると考えている。今年、ホンダのF1エンジンを搭載したマシンでマックス・フェルスタッペンは2勝、1回のポールポジションを獲得しているが、特に夏休み以降はレッドブル・ホンダはタチームに比べてパフォーマンスを落とし、苦戦を強いられている。
しかし、ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンは現在のマシンで達成できる最大限の結果を残しており、正しいマシンを与えることができれば、2020年にF1ワールドチャンピオンに慣れると語る。「我々がマックスを非常に若い年齢でクルマに乗せた際には誰もがレッドブルと私が完全に狂っていると考えていた」とヘルムート・マルコはコメント。「だが、彼はここ数年で順調に成長しており、多くのポイントを獲得している。シーズンのスタートはやや強さに欠けたが、フランスGPからは完璧な走りをしている」「今シーズン、彼は強力なパフォーマンスを継続している。とたえ勝てなかったとしても、すべてのレースを最大化している。彼は22歳だが、すでに速さもあり、一貫性もある。彼の技術的なフィードバックは非常に印象的だ。我々は彼の成長に非常に満足している」「我々にとっては彼に正しい素材を与えられるかどうかの問題だ。そうすれば彼はチャンピオンになる」だが、マックス・フェルスタッペンの父親ヨス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダのパフォーマンスについて“本当に心配している”と語る。「夏休み以降、他チームは進歩を遂げているが、我々は少し立ち往生している」とヨス・フェルスタッペンはコメント。「非常にイライラするが、チーム次第だ。エンジンとマシンの両方で我々は少し遅れをとっている」「レッドブルはシーズンを通してギャップを縮めてきたが、それでも近づいていない。そんなことでどうして来年突然ギャップを縮められる? 本当に心配している」「何ができるかを確認するためにチームと話をしているが、現時点では十分ではない」マックス・フェルスタッペンとレッドブルとの契約は2020年までとなっているが、ヨス・フェルスタッペンには勝てるマシンが必要なだけだと語る。「マックスを良いクルマに乗せれば、彼はそにいるだろう。彼がいる状況はまったく彼のせいではない。それがさらに難しくしている」「チームは本当に物事を変えて機能させる必要がある。さもないと来年も負けるだろう。現時点では、来年もワールドチャンピオンシップで我々が競争力があるとは思えない」
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