レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーがシーズン序盤に本来の力を発揮できなかったのは“メンタル的な問題”が原因だったと語る。昨年、トロロッソ・ホンダでパフォーマンスを発揮したピエール・ガスリーは、ダニエル・リカルドの想定外のルノー移籍によって予定よりも早くシニアチームであるレッドブル・ホンダに昇格。
しかし、プレシーズンテストでクラッシュを喫するなどマシンへの対応に苦労した躓いたピエール・ガスリーは、チームメイトを務めるマックス・フェルスタッペンが勝利や表彰台を繰り返すなか、トップチームのプレッシャーに対応することができず低迷。フェルスタッペンが181ポイントを稼いだのに対し、63ポイントしか獲得できず、F1ベルギーGPを最後にトロロッソ・ホンダに降格することが決定した。ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーが本来のパフォーマンスを発揮できなかったのはトップチームで走るというプレッシャーに苦しんでいたからだと指摘する。「ガスリーは精神的に強いと思っていた。だが、彼の不振はメンタル的な問題によるものだと言えるだろう」「今季を迎えるまで、ピエールは良いレースをしていたし、予選でのペースもよかった。そしてオーバーテイクに問題を抱えることもなかった。だが、今年の彼はそうした資質を示すことが全くできていなかった」「彼はプレシーズンテストで起こした事故の責任も感じていたようだ。シーズンが始まる前からそのことが彼の頭から離れなくなっていた」
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