レッドブル・ホンダにとってF1イギリスGPでのパフォーマンスは“非常に励みになる”ものであり、2019年シーズンの後半戦にむけてチームは自信を高めているとチーム代表のクリスチャン・ホーナーは語る。レッドブル・ホンダは、パワーセンシティブなシルバーストン・サーキットで苦戦を強いられると予想されていたが、マックス・フェルスタッペンは予選でポールポジションを獲得したメルセデスのバルテリ・ボッタスの0.183秒以内につけた。
決勝でもマックス・フェルスタッペンは、フェラーリのシャルル・ルクレールと表彰台争いを展開。セバスチャン・ベッテルに追突されることがなければ、バルテリ・ボッタスと2位表彰台を争っていたと考えられている。最終的にフェルスタッペンは5位でのフィニッシュとなったが、チームメイトのピエール・ガスリーはシーズンのベストリザルトとなる4位フィニッシュを果たした。「このタイプのトラックでメルセデスにここまで近づけたことは本当に励みになる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「パワーセンシティブなサーキットであることをわかっているが、我々はマゴッツ、ベケッツ、コプスでもフェラーリを追いかけることができたし、マックスはそこでフェラーリの後ろで本当に勢いのある走りをしていた。それは通常、マシンがかなりまともである兆候だ」「我々は確実にマシンのポテンシャルを解放することができていると思う。マシンはシルバーストンの高速でも低速でも非常にうまく機能していたし、我々は競争力があった」「それにマックスに関してはポールタイムに近づいていた。エンジンに躊躇することがなければ、さらに近づいていただろう。それにレースでは99%をフェラーリの後ろにいたので本来のペースは示すことができなかった」「シルバーストンのパフォーマンスを受け、我は自信をもってホッケンハイムに臨める」「ここはモンツァについてカレンダーで最もパワーセンシティブなサーキットのひとつであり、ラップのほぼ全体で全開で走行する。ホッケンハイムのようなここよりもパワーセンシティブではないトラックでは確実に我々にとって心強いことだ」「ハンガリーは我々が常に好パフォーマンスを発揮してきたトラックだ。そこでも強力なマシンであることを期待している」クリスチャン・ホーナーは、ホンダがベルギーGPもしくはイタリアGPで導入するとされる次のアップグレード - スペック4 - でさらなる進歩を期待しており、ホンダは今年すでにライバルのフェラーリとメルセデスに対してのギャップを縮めていると主張する。「まだ見い出すことができるタイムはあると思っているが、彼らは良い仕事をしているし、間違いなくギャップを縮めている」とクリスチャン・ホーナーは語る。「その時点でたどり着くには多くのレースをしなければならない。新しいエンジンが導入されるとすれば、それはスパとモンツァの前後になるだろう。モンツァは歴史的にエンジンペナルティを受けるのに適した場所だ」