レッドブル・ホンダは、F1イギリスGPのスタート前のグリッド上で2台のRB15のリアウイングのエンドプレートに亀裂が見つかり、メカニックたちは慌ただしく作業に追われることになった。レースがスタートするまでマシンはパルクフェルメ状態にあり、リアウイングのパーツを交換するためにFIAの許可が必要となるため、事態は複雑化した。
レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「チャックをしていたメカニックの一人がマックスのリアウイングにひび割れを見つけたので、我々はそれを変更するための許可を申請した」と Autosport にコメント。「そのあと、ピエールのマシンも調査し、同じ場所にひび割れが生じ始めているのを見つけることができた。そのため、安全を保障するために2台のその部分を変更する許可が与えられ、我々はそれを行った」エンドプレートは同じ仕様のものに交換され、さらにレース中に再びひびが入らないように特別な粘着テープで補われた。「テープはそれを補強するためのものではなかった。接着剤の意味合いの方が多い」とクリスチャン・ホーナーはコメント。レースでは、マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのリアウイングに問題が発生することはなかったが、レッドブル・ホンダはスタート前にひび割れが発生していた原因を調査していく。高速のシルバーストン・サーキットは、マシンにかかるGフォースがシーズンでも最大となる。
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