レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンはホンダF1とのプロジェクトを“心から信じている”ため、チームとの将来が契約条項で決定されることはないと考えている。マックス・フェルスタッペンは、レッドブルと2020年末まで契約を結んでいるが、過去数週間でパフォーマンス条項の存在が注目を集めており、今シーズン末でチームを離れることが許される可能性が示唆されている。
その直後、レッドブルとホンダはわずか9戦目となるF1オーストリアGPで優勝。開幕戦から続いていたメルセデスの連勝にマックス・フェルスタッペンがストップをかけた。クリスチャン・ホーナーは「マックスの契約については非常の多くの憶測がある」と語り、何らかのパフォーマンス条項が存在することを事実上認めているが、それは主要チームにとっては標準的なやり方だと語った。「フェラーリとメルセデスの両方のドライバー契約にも反映されていると思う。トップドライバー全員の契約にはパフォーマンス基準がある」「オーストリアでの勝利は、我々が懸念している限りでは何も変わらない」「それに契約の範囲を超えて、一枚の紙きれだけでドライバーを抱えているのであれば、それは正しい関係ではない」「マックスは、ホンダF1とのプロジェクト、チームが有しているスキル、そして、ホンダの進歩と発展を心から信じている」「彼は、どんな紙きれも無関係にそのことを非常によく理解している。彼はチームに所属することを楽しんでおり、その可能性を信じている」ピエール・ガスリーが、メルセデスとフェラーリのセカンドドライバーと同じ割合でポイントを獲得できていれば、レッドブル・ホンダはコンストラクターズ選手権で2位になれるポテンシャルがある。バルテリ・ボッタスとシャルル・ルクレールはチームメイトの役85%のポイントを獲得しているが、ピエール・ガスリーはマックス・フェルスタッペンの34%しか獲得できてない。マックス・フェルスタッペンとレッドブルは今季で4シーズン目となる。マックス・フェルスタッペンを保持することはどれくらい重要かと質問されたクリスチャン・ホーナーは「マックスは我々にとって大きな資産だ」とコメント。「我々は彼がワールドチャンピオンのために競うことができるマシンを届けなければならない」「これまで2019年は常に新しいエンジンパートナーとの婚と統合の全体的な移行期だった。現時点では、内部の期待を超えている」「9戦目で我々は勝利を達成し、我々は何度か表彰台を獲得している。それにモナコで2位であったはずだ。マックスは、彼のドライビングでそれ以上のものを届けてきた」「彼は今、F1レースの5年目のステージにおり、ここ12カ月のうちに完成されてきた。彼は今や責任という点でも成熟している。彼がプレッシャーに対応する方法は非常に印象的だった」レッドブルは、2013年からタイトルに見放されているが、マックス・フェルスタッペンがレッドブルでワールドチャンピオンを獲得できない理由あないと語る。クリスチャン・ホーナーは、今のレッドブルには“F1で最高のドライバー”“素晴らしいデザインチーム”、そして、メルセデスとフェラーリとのギャップを縮めている“ホンダ”というエンジンパートナーがいると自信をみせる。「エンジンの赤字は2013年以来我々のアキレス腱だった。我々にとって2019年は発展の1年になるだろう。だが、我々の目標は2020年に初めからチャンピオンシップを争うことだ」
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