レッドブル・ホンダは、2019年 F1第8戦 フランスGPの決勝で、マックス・フェルスタッペンが4位、ピエール・ガスリーが11位(※)でレースを終えた。ホンダが“スペック3”F1エンジンを投入して臨んだフランスGPでは、マックス・フェルスタッペンが今季7度目のトップ4フィニッシュを果たし、12ポイントを獲得した。
決勝日もポール・リカール・サーキットは気温が上がり、暑い一日になった。フェルスタッペンはスタートですばらしい動きを見せ、3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に迫る。4番手を走行中の20周目にこの日唯一のピットストップを行ったが、フェラーリをアンダーカットするには至らなかった。背後にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が迫る中、ペースを守りきったフェルスタッペンは、接近を許さずにフィニッシュ。4位入賞で今季の獲得ポイントを100まで伸ばした。クリスチャン・ホーナー(チーム代表)「今回もマックスが見事な走りをしてくれた。フェラーリ勢のに割って入る結果が今日の我々の最大限だったと思う。暑さによって、タイヤは最初から1ストップレースが簡単にはいかないことはわかっていたが、マックスはその状況をうまく管理して4位獲得した。今年5度目の4位だ。ピエールに関しては、ソフトタイヤでは第1スティントはとても良く、比較的容易に8番手をキープしており、誰もが予想していたよりも長く走ることができた。アンダーカットを狙ってメカニックたちが信じられないほど速いピットストップを行い、リカルドの前でピエールを戻すことに成功した。だが、残念ながら、ハードタイヤでのピエールはペースがなく、ポジションを落としてしまった。ポイント圏外の11位完走にはフラストレーションを感じる。隠れた問題がないことを確実にするために、彼のマシンのすべてチェックしていくつもりだ」マックス・フェルスタッペン (4位)「レースは一人旅が続いたが、退屈することはなく、ルクレールがいつも視界に入っていたので、彼のラップタイムに合わせながらモチベーションを上げて走行できた。レースではたとえバトルをするマシンがいないときでも、プッシュし続けなければならない。僕はいつでも自分がどれだけの速さで走れるのか知りたいので、限界までプッシュして走行している。第2スティントでいい感触だったが、残り6~7周でリアのグリップが無くなり、リアタイヤに頼ることができなくなってしまいった。レース前半でルクレールについていこうとしたことにより、タイヤを少し使いすぎたのかもしれない。しかし僕たちにとって相性のいいコースではなかったにもかかわらず、フェラーリの1台より前の4位でレースを終えることができ、満足のいく結果となった。目指しているのはいつも勝つことに変わりない。ただ、今日のレースでそれを叶えるのは難しかった。でも、マシンパッケージからできる限りの力を引き出して戦った。このレースウイークで少し前進はできましたが、勝つためにはすべての面でまだやるべきことがある」ピエール・ガスリー (11位※)「地元フランスでの一戦でもあり、長く困難な一日になった。とても残念に思っている。予選からグリップをつかむのに苦戦したが、それは決勝でも同じだった。現時点で明確な答えは見つかっていないが、なぜペースが不足していたのか理解するためにすべてを解析していく予定だ。コックピットの中からできることはすべて試したが、マシンがスライドしてしまい、思ったようにプッシュすることがでなかった。このようなマシンの感覚は初めてだったので、チームと共に早急に解決策を見つけ出し、次戦のオーストリアGPまでにまとめ上げなくてはならない。ホンダは懸命にプッシュしてくれて進化を感じたので、その点はポジティブに捉えている」 ※ F1フランスGP 最終結果 | リカルドが11位に降格、ガスリーが10位に繰上
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