レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年のF1カレンダーからスペインGPが脱落することが決定したとしても、テスト地としてカタルーニャ・サーキットを残すべきだと語る。リバティ・メディアは、2020年にベトナムGPとオランダGPを新たに追加するためにスペースが必要なため、既存のいくつかのグランプリがカレンダーから脱落することになると確認している。
なかでも脱落の可能性が高いとされているので先週末にレースを開催したばかりのスペインGP。主催者側は“90%”カレンダーに残ることができると自信をみせてはいるが、実現は難しいと考えられている。また、プレシーズンテストに関しても、バルセロナから温暖な気候のバーレーンへ移動するべきだとの提案もあるが、クリスチャン・ホーナーはカタルニア・サーキットは依然としてシーズンの準備のためには最適な場所だと語る。「バルセロナにレースが戻ってこないのであれば、非常に残念だが、ここでテストを続けるべきだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「ヨーロッパを拠点にしているので、賢明な気候に恵まれるほど南には程遠いとは思う」「コストという観点ではヨーロッパを拠点とするチームがここでテストをするのはコスト効率がいいし、良いトラックだ」「高速、中速、低速のコーナーが組み合わせられているし、少なくともテスト業務に利用されないのであれば残念だ」「良いコースだし、チームはここで多くのリファレンスを得ている。都合がよく、プレシーズテストには通常天候はかなり賢明であり、来年の開始前にここに来ることを私は確かに支持するだろう」